キングダムの最終章で登場が期待されている楚の大将軍・項燕。
彼は史実でも、李信と蒙恬率いる秦軍20万を撃破するなど、
秦王政の無敵の軍勢に果敢に立ち向かった勇将でした。
そんな項燕が、キングダムではどのように描かれるのでしょうか。
李牧と並ぶ「秦最大の脅威」となり、
王騎に匹敵する武力と智略を持つ最強の敵将軍となることは間違いなさそうです。
項燕の活躍と最期、そして孫の項羽との絆にも注目が集まります。
この記事のポイント
・項燕が史実でも秦に立ち向かった勇敢な名将だったこと
・項燕がキングダムでは李牧と並ぶ秦最大の脅威となること
・項燕の孫の項羽が秦を滅ぼし、祖父の遺志を継いだこと
・キングダムの項燕が王騎に匹敵する武力と智略を持つ名将になること
キングダムに登場する楚の大将軍・項燕(こうえん)とは
・項燕は李信(りしん)と蒙恬(もうてん)率いる秦軍20万を撃破した名将
・楚を再興した昌平君(しょうへいくん)を楚王に擁立して秦に反抗
・「例え残り三戸(さんこ)となるとも秦を滅ぼすのは楚なり」と言い残し自害
・孫の項羽(こうう)が祖父の遺言を実現し秦を滅ぼす
・史実における項燕の活躍と最期
・キングダムでは王翦(おうせん)と蒙武(もうぶ)に敗れ戦死か
・昌平君は河了貂(かりょうてん)の師匠で蒙武の親友
・昌平君の裏切りはキングダムでも激アツの展開に
・破れた項燕と昌平君の悲壮な最期
キングダムの最終章で登場が期待されている楚の大将軍・項燕(こうえん)。
史実では、秦王政(しんおうせい)に率いられた秦は、戦国時代末期にほとんど無敵と言える存在でした。
しかし、そんな秦に立ち向かった勇敢な名将が二人います。
一人は、後に桓騎(かんき)を撃破する趙の三大天の一人、李牧(りぼく)。
そしてもう一人が、李信(りしん)と蒙恬(もうてん)率いる秦軍20万を撃破した項燕なのです。
つまり、李牧があれだけ強く描かれているキングダムにおいて、項燕も同様に恐るべき名将として登場することは間違いないでしょう。
項燕は李信(りしん)と蒙恬(もうてん)率いる秦軍20万を撃破した名将
紀元前225年、秦王政は南の楚を征服するため、大将軍の王翦(おうせん)、蒙武(もうぶ)、章邯(しょうかん)らを派遣しました。
しかし、楚では項燕が李信と蒙恬率いる秦軍20万を撃破。
これにより、楚への侵攻は一時的に止まることになったのです。
項燕の活躍により、秦に対して大打撃を与えることに成功したのでした。
楚を再興した昌平君(しょうへいくん)を楚王に擁立して秦に反抗
項燕は秦への反抗の意思を示すため、楚を再興した昌平君を楚王に擁立します。
昌平君は楚の旧王族の子孫で、民衆からの支持も厚い人物でした。
項燕は「昌平君を楚王に」と民衆を扇動し、独立の機運を高めていったのです。
楚王となった昌平君を中心に団結することで、秦に対抗する体制を整えていきました。
「例え残り三戸(さんこ)となるとも秦を滅ぼすのは楚なり」と言い残し自害
しかし、紀元前223年、秦は50万の大軍で楚へと侵攻。
形勢不利となった項燕は、「例え残り三戸となるとも、秦を滅ぼすのは楚なり」と言い残し、自害して果てました。
項燕は最期まで秦に屈することなく、楚の民に秦に対抗する意思を示したのです。
この項燕の悲壮な最期は、楚の民衆に大きな影響を与えることとなりました。
孫の項羽(こうう)が祖父の遺言を実現し秦を滅ぼす
項燕の孫にあたる項羽は、祖父の遺言を胸に秦への反抗を続けます。
紀元前207年、項羽は秦の首都咸陽(かんよう)を陥落させ、祖父の仇を果たしました。
そして、項羽は六国を再興させ、楚の覇権を確立。
項燕の「例え残り三戸となるとも秦を滅ぼすのは楚なり」という遺言は、見事に実現されたのです。
項羽は新たに西楚の覇者となり、秦に取って代わる中華世界の盟主となりました。
史実における項燕の活躍と最期
史実における項燕は、秦に対して果敢に戦いを挑んだ勇将でした。
李信と蒙恬率いる秦軍を撃破するなど、数々の武勲を残しています。
また、楚王の座についた昌平君を擁立し、秦に対抗する体制を整えました。
最期は自害という悲壮な最後を遂げましたが、楚の民に独立の意思を示し、秦に屈しない姿勢を貫きました。
項燕の遺志を継いだ孫の項羽が、後に秦を滅ぼすに至ったことは特筆すべき点です。
キングダムでは王翦(おうせん)と蒙武(もうぶ)に敗れ戦死か
キングダムでは、項燕がどのように描かれるかは非常に楽しみです。
史実と同様に、李信と蒙恬を撃破し、秦に大打撃を与える活躍を見せるのではないでしょうか。
ただ、最期は秦軍の大将軍である王翦と蒙武の前に敗れ、戦死する可能性が高そうです。
史実では自害した項燕ですが、キングダムではあえて秦軍との戦いの中で散っていくという演出があってもおかしくありません。
いずれにせよ、李牧と並ぶ「最強の敵将軍」としての活躍は間違いないでしょう。
昌平君は河了貂(かりょうてん)の師匠で蒙武の親友
キングダムにおける昌平君は、河了貂の師匠であり、蒙武の親友という設定になっています。
河了貂は戦国六強の一人で、蒙恬の兄にあたる蒙武とは親友同士。
そんな二人に師事していたのが昌平君だったのです。
河了貂や蒙武と親交があったということは、昌平君もまた類まれな才能を持っていたことを意味しています。
キングダムでは、そんな昌平君が項燕とともに秦に立ち向かう姿が描かれることになりそうです。
昌平君の裏切りはキングダムでも激アツの展開に
しかし、史実によると昌平君は項羽に裏切られ、殺されてしまいます。
昌平君は秦に対抗するために、項羽を将軍に抜擢し兵を与えたのです。
ところが項羽は、その兵を使って昌平君を殺害。
自ら楚王の座に就いてしまったのでした。
キングダムでも、昌平君が項燕や項羽に裏切られるという展開があるかもしれません。
師匠を裏切る河了貂や、親友を裏切る蒙武の苦悩も見せつつ、昌平君の悲劇を描くことで物語に深みが出るはずです。
破れた項燕と昌平君の悲壮な最期
キングダムにおいても、項燕と昌平君の最期は悲壮なものになるでしょう。
二人は最後まで秦に抵抗しますが、圧倒的な戦力差の前に敗北は免れません。
昌平君は項羽に裏切られ、無念の死を遂げることに。
項燕も王翦と蒙武の前に力尽き、散華することになるはずです。
しかし、二人は死をもって、秦に屈しない楚の意思を示したのです。
そんな昌平君と項燕の最期は、読者の心に深く刻まれることになるでしょう。
キングダムのラスボス級の存在・項燕の魅力に迫る
・史実よりも強く描かれる可能性が高い項燕
・キングダムオリジナルキャラとの関係性にも注目
・息子の項梁(こうりょう)と項伯(こうはく)、孫の項羽との絆
・李牧(りぼく)と並ぶ秦の脅威となる存在
・王騎(おうき)レベルの武力と智略を兼ね備えた名将
・まとめ:キングダムの項燕とは
項燕は、キングダムのストーリー終盤で重要な役割を果たすキャラクターになるはずです。
李牧とともに「秦最大の脅威」とされ、信や王賁(おうほん)ら主要キャラクターたちを苦しめることでしょう。
ここからは、そんな項燕の魅力について考察していきます。
史実よりも強く描かれる可能性が高い項燕
史実では項燕は、秦将軍の王翦や蒙武らに敗北しています。
しかし、キングダムにおいては史実以上に強く描かれることが予想されます。
李牧と肩を並べるほどの存在として扱われ、秦の大将軍をも凌駕する武勇を見せるのではないでしょうか。
また、史実で語られることのない武功を様々に創作することで、より魅力的なキャラクターになるはずです。
項燕は作中屈指の強敵として君臨し、主人公・信たちの前に立ちはだかることになりそうです。
キングダムオリジナルキャラとの関係性にも注目
キングダムには、河了貂や王賁など原作オリジナルのキャラクターが多数登場します。
項燕もまた、そうしたオリジナルキャラクターと深い関わりを持つことが予想されます。
昌平君と河了貂、蒙武の師弟関係は先述の通りですが、項燕と王賁の関係性なども注目すべきポイントです。
王賁は秦国きっての豪傑で、信とは親友とライバルの間柄。
そんな王賁が項燕とどのような関係を築くのか、あるいは項燕にどう挑んでいくのかは見逃せません。
息子の項梁(こうりょう)と項伯(こうはく)、孫の項羽との絆
項燕には、項梁と項伯という二人の息子がいました。
また、孫には秦を滅ぼした項羽がいます。
キングダムでは項燕と、息子や孫との絆も大切に描かれるはずです。
項梁と項伯は、父・項燕の遺志を継いで戦う勇将となるでしょう。
そして項羽は、祖父の仇を取るために立ち上がる若き英雄となることが予想されます。
家族の絆を通して、項燕という人物像がより立体的に描き出されることを期待したいですね。
李牧(りぼく)と並ぶ秦の脅威となる存在
キングダムにおいて、李牧は秦国にとっての脅威として描かれてきました。
趙の三大天の一角であり、武神・廉頗(れんぱ)をも上回る将軍として恐れられている存在です。
そんな李牧と肩を並べて、秦国の脅威となるのが項燕です。
もしかすると作中での武力は李牧をも上回り、秦国軍を蹴散らす無双ぶりを見せてくれるかもしれません。
李牧と項燕、二人の超大物将軍が秦に牙を剥く様は圧巻の一言に尽きるでしょう。
王騎(おうき)レベルの武力と智略を兼ね備えた名将
項燕の最大の魅力は、おそらくその実力の高さにあります。
彼はキングダムの中でもトップクラスの武力を誇る将軍になるはずです。
垂涎の将星・王騎にも匹敵するほどの武勇と戦闘力を見せてくれることでしょう。
また、李信や蒙恬を撃破したように、戦略眼にも優れた智将でもあります。
武力と智略を兼ね備えた万能型の名将として、存在感を示すことになるはずです。
まとめ:キングダムの項燕とは
・項燕は史実でも秦に立ち向かった勇敢な名将の一人だ
・項燕は李信と蒙恬率いる秦軍20万を撃破するほどの実力者だ
・項燕は楚を再興した昌平君を楚王に擁立して秦に反抗した
・項燕は「例え残り三戸となるとも秦を滅ぼすのは楚なり」と言い残し自害した
・項燕の孫の項羽が祖父の遺言を実現し、秦を滅ぼした
・キングダムでは項燕は王翦と蒙武に敗れ戦死する可能性が高い
・キングダムの昌平君は河了貂の師匠で蒙武の親友という設定だ
・キングダムでも昌平君が項羽に裏切られる展開があるかもしれない
・キングダムでは項燕は李牧と並ぶ「秦最大の脅威」となるだろう
・キングダムの項燕は王騎に匹敵する武力と智略を兼ね備えた名将になるはずだ
その他の記事